好きだから、いったいそれが何といえば、何ということなんだけど
春という季節は出会いと別れの季節だから、嫌い。
夏という季節は暑いから、暑くて暑くてしょうがないから嫌い。
秋という季節は日が暮れるのが早くて寂しいから嫌い。
冬という季節はとっても寒いから嫌い。
だけど、今は春だから、やっぱり嫌い。
いきなり「今日までなんです」と言われても困る。
いきなり、「今日からお世話になります」と言われても困る。
と思いながら、そういう状況に対応できない自分にもどかしさを感じながら
ただ、今からそういうことをしようとしている自分にもどかしさを感じる。
いとしい人を追いかけながら、突然目の前から消えてしまうと、
そのままエスケープする自分という存在がいて。
3月になったのに「明けまして3月」とかいう日記を書かない自分がいるから、
やっぱりどこかに何かがある気がする。
けれど、「やっぱり」という言葉を使っている自分が嫌い。
もっとストレートになると言いながら、どこかで遠まわしで、
当たり障りのない道を歩いている自分が嫌い。
きれいな言葉を並べて、俺ってすごいでしょ。と思わせる人が嫌い。
だからといって、わざと卑下したり、ネガティブに考える人も嫌い。
好きの裏の裏の裏あたりに嫌いがある自分が嫌い。
だからといって、脱皮する気にはなれないのが嫌。
神様が上から見ていたら、偶然を信じてみる。
もう1度のチャンスを生かしてみたいから。
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