3月最終日に街に出かけるということ

ツイッターにも書いたから、ここに載せておこうと思う。

3月29日、営業日としては2018年度最後の日。職場の仲間に恵まれて、お休みをもらうことができた。東京でお世話になっているデザイナーさんのセミナーがあったことや、ナゴヤドーム近くでちょっとしたイベントに参加したかったから

渋谷で19時30分から始まったセミナーは22時に終了した。

今日の最終ゴール地点は下北沢。渋谷駅から京王井の頭線に乗れば、10分もしないうちに下北沢に到着する。真っ直ぐゴールに向かってもよかったのだけど。

赤羽で友人氏が飲んでいるとの情報が。他にも知り合いが何人もいるとか。

ホームを間違えて、山手線に乗ってしまった。新宿で乗り換えることに。目の前で21時31分発の湘南新宿ラインが出てしまった。4分後にくる埼京線に乗って赤羽を目指す。

5分だけ、と言いながら1時間ほど過ごしてしまったので終電間近の時間に。
ぎゅうぎゅう詰めの埼京線、23時49分発の池袋行きに乗って。
池袋からは山手線で新宿へ、そのあとは小田急線で下北沢に。

今年度最後の営業日の会社も多い
そんな忙しい日に東京にいることができて本当によかった。

終電間近、混雑した車内。どれだけのエピソードが詰まっているのだろう、と思うと、涙が溢れそうになる。
綺麗な花を抱えた男性、気持ちよく酔っぱらっている3人組の女性、大きな荷物や書類を抱えている人。— スズキ@今日も絶好調! (@acogale) 2019年3月29日

今日だから、3月最終日だから、年度末だから、見ることができたその様子。

満員電車に揉まれながらも、それぞれの人生を歩いているし、思っていることも全く違う。
ひとりひとりに時間の流れと背景が見えるような
そんな素敵な日、最後に1杯だけ付き合ってよかった。そのおかげで終電になったのだから— スズキ@今日も絶好調! (@acogale) 2019年3月29日

真っ直ぐゴールに向かったら見られなかった光景だ。
押しつぶされそうな車内でも、もらったであろう花束を死守する様子に胸が熱くなった。

ホームから何度も何度も手を振る後輩らしき仲間。「終わっちゃったね」なんて話をしている人もいれば、「新天地でも頑張りますよ」なんて言っている若い男性の姿も。

今日だから、3月最終日だからこそ見れた光景に、無理やり休みをもらって、東京にきてよかったと思った。

他の誰からも注目されない、そんな車内で、それぞれが色んな気持ちを噛みしめているのだろう。良い思い出、そうじゃない思い出。暑かった日のこと、大雨だった日のこと。

目的の駅に到着するまでの数分が、とても長く感じられた。人それぞれに、しっかりと重みがあるのだから。

本当に今日でよかった。今日じゃないと気付かなかった。これが一人旅の醍醐味かもしれない。何があるか分からないし、何に気付くか、何に感化されるか、そういったものを感じられる喜び。

全部ひっくるめて、自分の決めた道を、もっと大切にしたいし、そこでいろいろと感じ取りたいな、と思ったのだ。

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